投資信託を選ぶとき、投資信託否定派の意見は参考にすべき

僕は将来的には収入を分散させたいと思っています。投資信託で積立ているのもお給料だけに頼らないための準備活動です。

投資信託は近い未来のためではなく、将来のための資産構築です。

投資信託について調べると否定的な意見も少なくありません。むしろ肯定的な意見よりも多いのではないかと思います。

僕は投資信託の積立投資をやっているくらいなので、肯定的な見解をもっていますが、否定的な意見はある意味正しいと思っています。

今回は否定的な意見から投資信託を考えてみたいと思います。



9割が損する!?

投資信託を購入した人の9割が損をするという記事をみかけたという方のブログを拝見しました。

投資信託が9割も損をするような物であればそんなものは買うべきではないと思います。

もし本当に9割が損をするのであれば投資信託をやるべきではないと思いますが、明確なソースを発見することはできませんでした。

9割の人が損をしているというのはさすがに言い過ぎだと思いますが、損をすることもあるということはきちんと理解して投資をしなければならないと思います。

※平成30年8月28日追記

朝日新聞で『銀行の投資信託、46%の個人が「損」 金融庁問題提起』という記事が出ているということは9割が損をするというのは間違っているようです。

経済ジャーナリストにも否定派は多い

経済評論家・経済ジャーナリストの肩書きでテレビに出てるような方も投資信託には否定的という方も少なくありません。

代表的なのが荻原博子さんです。

彼女はそもそも投資自体を真っ向否定している貯金推進派でデフレ推進派としても有名な経済ジャーナリストです。

『資産防衛には貯金が一番』とよくコラムを書いておられます。

デフレ経済は家計の味方と考えておられるようで、インフレは家計にダメージを与え、日本経済には悪影響だという考え方のようです。

最近も『投資なんか、おやめなさい』という本を出版しています。

とことん投資否定論者なのかと思いきや、株への投資だけは否定していないらしいです。なんというか不思議な方ですよね。

経済ジャーナリストが投資信託を否定する理由

経済ジャーナリストの投資信託否定派に投資信託へのネガティブな印象はとても似通っていて勉強になります

僕自身、確かにこんな投資信託には手を出しては行けないなと思いますし、あながち間違いではないと思います。

手数料

経済ジャーナリストが投資信託を否定する理由の一番は手数料です。

信託報酬などの手数料が高額なものを指して投資信託と言っている傾向にあります。

否定派の方は信託報酬が2%を超え、手数料も数%という投資信託の中でも最高値のような投資信託ばかりを例に上げています。

手数料が高いと利益が出にくいのは間違いありません。

信託報酬が2%であれば2%以上の運用利回りを出さないと損をするわけですから、0.1%でも低いに越したことはありません。。

僕もその点は同意で信託報酬や買付手数料については極力抑えるということが大事だと思います。

どれだけいい成績を上げている投資信託でも買付手数料がかかるものには抵抗があるし、信託報酬も1%を超えるとなかなか選択肢に入れることができません。

プロに任せても変わらない

多くの否定派の方に目立つ意見として、プロに任せたところで運用成績は良くはないということです。

プロに任せて運用しても結局成果が上がっている投資信託はごく一部で殆どは成果すら上げられず消えていくというのです。

投資信託ではベンチマークという基準を設け、運営のプロがそれ以上の成果をあげようとするアクティブファンドというものが投資信託の大半を占めます。

ですが、アクティブファンドのほとんどが運用実績を上げられずに消えていってしまうというのも事実として正しいと思います。

ダメなのは手数料の高いアクティブファンド

投資信託についてはとにかく『高い手数料』と『プロに任せるな』という2つがほとんどです。

つまり、手数料の高いアクティブファンドは買うなということなのです。

僕もその点は同意しています。事実手数料の高いアクティブファンドには投資をしていません。

ですが、数字のことばかりを考えている銀行員や証券会社がこういった粗悪な投資信託を勧めてくるのも事実です。

実際に何度も売り込まれている人を見ていますが、僕なら絶対に買わないような商品です。

投資信託を否定する人は株・不動産を勧める不思議

荻原博子さんの場合、高い手数料を払って実績のないプロに運用を任せるくらいなら自分で株を買うべきだと主張されています。そのほうが勉強になるということのようです。

⇒『投資初心者は「投資信託」より株を買いなさい

投資信託には否定的ですが、株は肯定的なんですよね。

『投資なんか、おやめなさい』というタイトルの本を出しながら本人は株をやってますし、ちょっとよくわからない部分がおおいですね。

荻原博子さん以外にも投資信託を否定しているのに、株式投資や不動産投資につなげるサイトがたくさんありました。

否定派があげる投資信託は投資信託の全てではない

荻原博子さんはすべての投資信託を対象にしてお話をしている印象を持ちますが、すごく違和感を感じます。

彼女が投資信託と言っているのは『アクティブファンド』と呼ばれるものです。

ベンチマーク以上の成績をあげることを目標にしたもので、頻繁に売買を行うことから手数料も高くなってしまいます。

2%以上の手数料を中心に話が構成されているのですが、もっと手数料が安いものは世の中に溢れています。

一部の高額な手数料で実績を上げていない商品を対象に投資信託の全部を語るのはあまりにナンセンスではないでしょうか。

彼女はこちらの記事でも2%台のアクティブファンドを対象に投資信託のすべてを語っています。

しかもちょっと間違ってます。

なぜか投資信託は株からの配当を受けられないことになっています。意図的にそうしたのか知識がなく書いたのかはわかりませんが、かなり誤解を生む記事だと思います。

僕が投資しているものはインデックスファンドと呼ばれるベンチマークに沿った投資を目標としているもので、手数料は0.3%前後のものです。

荻原博子さんのまるで全部が全部2%の信託報酬がかかるような書き方は良くないと思います。

終わりに

否定派の意見は決して間違いではありません。

ある意味正しいことをおっしゃっているのです。

ですが、投資信託全てにこの批判が当てはまるかというとそれについては疑問が残ります。

ただ、極論のみを上げて否定している点が多いため、投資信託をひっくるめて否定するのはおかしなことだなと思います。
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