新興国のインデックスファンド比較

今回は ベンチマークをMSCIエマージング・マーケット・インデックスに定めているものに限定し、一覧表を作成しました。騰落率は8月31日時点の月次レポートを参考に作成しました。



MSCIエマージング・マーケット・インデックスとはなにか

MSCIエマージング・マーケット・インデックス(MSCI Emerging Markets Index)とは、MSCI.INc.が算出し公表している指数で、新興国23ヵ国の株式で構成される新興国株式指数のことをいいます。
MSCIとはアメリカに本拠を置く金融サービス企業のことで、指数の算出を行ったりポートフォリオ分析を行なっている会社のようですね。東京にも視点があってネットで資料も公開されています

平成29年1月時点では以下の新興国で構成されています。

太平洋

  • 中国
  • インド
  • インドネシア
  • 韓国
  • マレーシア
  • フィリピン
  • 台湾
  • タイ

欧州中東

  • チェコ
  • エジプト
  • ギリシャ
  • ハンガリー
  • カタール
  • ポーランド
  • ロシア
  • 南アフリカ
  • トルコ
  • アラブ首長国連邦

アメリカ地域

  • ブラジル
  • チリ
  • コロンビア
  • メキシコ
  • ペルー
 1か月3か月6か月1年3年設定来設定時からのベンチマーク
eMAXIS新興国株式インデックス2.55%8.05%15.11%31.6%11.64%55.07%35.03%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
たわらノーロード 新興国株式2.53%8.06%15.11%31.75%35.06%37.14%
SMT 新興国株式インデックス・オープン2.54%8.01%15.06%31.64%12.03%167.88%138.95%
新興国株式インデックス・オープン 2.51%7.93%14.9%31.29%11.18%24.11%17.31%
Funds-i 新興国株式 2.5%8%15%31.5%11.8%47.4%57.8%
DCインデックス海外新興国株式8.01%14.98%31.4%11.75%30.47%7.76%
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 2.1%7.3%14.5%29.9%9.8%29.7%45.9%
i-mizuho新興国株式インデックス 2.17%7.41%14.08%30.33%13.28%38.58%31.13%
ベンチマーク2.42%7.01%13.51%29.53%6.54%
ベンチマーク(配当込)2.6%8.34%15.51%32.92%15.5%
 信託報酬実質コスト
eMAXIS新興国株式インデックス0.648%以内0.831%
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス0.3672%以内
たわらノーロード 新興国株式0.5346%0.804%
SMT 新興国株式インデックス・オープン0.648%0.783%
新興国株式インデックス・オープン 0.864%1.096%
Funds-i 新興国株式 0.648%0.879%
DCインデックス海外新興国株式0.594%0.894%
三井住友・DC新興国株式インデックスファンド 0.6048%0.779%
i-mizuho新興国株式インデックス 0.6264%以内0.645%
以前の日経平均ファンドと比較すると少しばらつきが目立ちます。しかも信託報酬も高く、実質コストは1%を超えてくるものも登場しています。アクティブファンドにかなり近いコストがかかってくるようですね。
三井住友・DC新興国株式インデックスファンドが目立って悪い成果ですね。信託報酬は平均並みか少し安いくらいですがこれだけ離れていればインデックスファンドとしてはよろしくないと思います。

新興国ファンドの特徴

新興国の投資信託には先進国とは少し違った特徴があります。インデックスファンドだからと先進国と同じだと考えて投資をしてしまうとリスクが伴いますので注意しましょう。

値動きが激しい

新興国の市場は先進国市場に比べて小さいため株価の値動きが激しいとされています。なるべく値動きに踊らさえたくない安定志向の方には優良な投資先とは言えないのかもしれません。

手数料が高い

また、手数料も先進国ファンドや日経平均の投資信託を比較すると手数料はまだまだ高額です。現在どんなに安くても実質コストが0.5%を切るようなものはありません。また、信託報酬と実質コストの差も大きいため、思った以上にコストがかかってしまうことも懸念されます。
最近、安い信託報酬の物もずいぶん登場しています。ですがまだ新しすぎることもあって、実質コストがはっきりとしないため、様子見の方がいいのかなと思っています。

ベンチマークと差が出やすい

新興国のインデックスファンドは先進国のものと比べるとベンチマークとの差が生まれやすい傾向にあると思います。日経平均ファンドと比較すると誤差の幅は大きいです。数年で見ると小さな差かもしれませんが、年々大きくなっていきます。10年もすると取り返しのつかないことになるかもしれません。年に一回程度はベンチマークと近くをした方がいいかもしれませんね。

下手なものを選んでしまうとベンチマークとかけ離れた運用成績になりかねないので注意が必要です。

まとめ

新興国ファンドでは信託報酬だけに注目せずベンチマーク、実質コストなども少し強めに意識しておいた方が良いかもしれません。
せっかくインデックスファンドを買ったのにベンチマークも反映されず、実質コストばかりにお金がかかってしまうなんてことは避けたいですからね!
今後はコストの切り下げ競争が進みそうなファンドですので、こまめにチェックを入れるほうが良いかもしれません。
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