おそらく多くの人が電子書籍といえばKindleを想像すると思います。ヨドバシ大好きな僕にとってはなんとかKindleのライバルとしてDolyが頑張って欲しいと思っています。頑張って欲しいと思いながらも電子書籍の利用の殆どがKindleとなっています。
応援している人間でさえ利用頻度が低いとなると、dolyは世に知られることなく姿を消してしまう可能性もあるのではないかと思っています。
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Kindleが圧倒的なシェア
現在電子書籍の市場はAmazonのサービス『Kindle』が50%近くのシェア率を獲得しており、2位の楽天koboとダブルスコア状態となっています。
Dolyはたくさんある電子書籍の一つでしかなく、ほとんどシェアを獲得できずにいます。シェア率を調べてみましたが見つかりませんでした。おそらく数%程度の利用率ではないかと思います。
すでに2年経っている『Doly』
Dolyのサービスが始まって、すでに2年以上の月日が経っています。2年経っても僕の周りでDolyを使っている人はわずか1人しか知りません。
電子書籍を使っている人の割合は徐々にではありますが増えていると思うのですが、Dolyを好んで使っている人はあまり見かけない状態です。
なぜDolyの人気が出ないのか
2年も経っているのに、『Doly』がなぜ利用されていないのかを考えた時、一番に想定されるのは知名度ではないかと思います。今は世間的には電子書籍=Kindleと思っている人も少なくありません。ヨドバシ・ドット・コムが電子書籍サービスをやっているなんて想像もしていないのではないでしょうか。
Dolyに求めるサービス
ここからは僕がDolyに目指して欲しい願望のみを書いていこうと思います。
PDFの閲覧、編集を可能にする
Dolyのアプリでは購入した本を読むことだけができるアプリとなっていて、PDFやwordの文章をインポートして閲覧などを行うことができません。
利用頻度がどんなに高くてもDolyで買った電子書籍を読む時にしか利用しないのです。まずは利用頻度を高める努力をしてみてはどうかと思っています。
ハードの開発、販売
『doly』に足りないものは電子書籍を快適に読める環境です。活字の本を読むときに、タブレットは明るすぎるし、重すぎます。
僕の場合は活字の本を電子書籍で読む場合は、ほぼ全て電子書籍の専用端末『Kindle Paperwhite』を利用しています。
『Doly』には電子書籍専用の端末がありません。おそらく今のシェアでは開発に着手できないのでしょうが、他のサービスと共同開発なども視野に入れて導入を検討してほしいところです。
DRMの解除
現状の保守的な出版業界では確実にありえないでしょうが、もしDRMの解除ができれば最強の電子書籍になることは間違いありません。
DRMとは違法なコピーなどで流通をしないように制限する技術のことで、電子書籍のほとんどがDRMを導入しています。
電子書籍ではKindleで購入したものはKindleでしか読めないような仕組みになっています。また、貸し借りなども出来ず消費者の利用を大幅に制限したしているのです。
消費者は購入したといっても、お店が撤退すれば読めなくなるリスクを背負っているのです。
そもそも一部の悪意ある人間の為に、一般消費者を巻き込んでいるDRMについては相当不満はあるのですが、またの機会に書きたいと思います。
中古販売
DRMを導入しつつ行えそうなのが、中古販売ではないかと思います。
実際、数年前にアメリカではAmazonが『データの中古品の売り買い』に関する特許を取得というニュースもありました。
技術的な問題はどの程度あるのかはわかりませんが、電子書籍を安くで買える環境を作ることは市場の活性化につながるのではないかと思います。
総評
今後もヨドバシドットコムで電子書籍の販売を続けては欲しいのですが、今の状態だと満足をして購入しにくいのも事実です。
Dolyが市場のシェアを奪うにはまだまだ課題はありそうですが、今後も頑張って欲しいところです。