そんな便利なものであれば、勉強の参考書類にも使用できないのかと思う人も少なくないのではないでしょうか。僕もその一人で、実際参考書などを購入してみたことがあります。
今回は参考書や問題集といった勉強のアイテムとしてなぜ電子書籍が向いていないのかを書いてみたいと思います。
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勉強関係の本は固定レイアウトタイプのものが多くを占める
フォントサイズを変更することができない本となっていて、電子書籍端末であるKindle Paperwhiteではとてもではないですが使用できない形式のものとなっています。
基本的にはマンガや雑誌などはほとんどこのタイプです。マンガや雑誌の場合でも『Kindle Paperwhite』を利用すると読みにくいなと思うことがあるくらいなので、活字中心の参考書だと読みにくすぎて使い物になりません。
ただ、iPadなどのタブレットを使用すれば固定レイアウトのものでも読みにくさを感じません。
フォントサイズを変えられないくらいならなんとか使えそうなものです。ですが、固定レイアウトはそれに付随していろいろなKindleの便利機能が使えません。
1.ハイライトが使えない
皆さん参考書などを読む時には必ずマーカーなどで線を引くのではないかと思います。
重要な部分に線を引くのって誰でも当たり前に行う勉強法だと思います。
通常の電子書籍の場合だと紙の参考書に線を引く機能があります。ハイライト機能というものになるのですが、これがかなり便利な機能なんです。
ハイライトした部分をピックアップしたり、コピペできたりするので、紙の本に線を引くのとは比べ物にならないくらい便利な機能がついています。
しかし、固定レイアウトの電子書籍ではハイライト機能を使用することができません。つまり線を引いて使用することができないのです。
参考書や問題集で線を引くことが出来ないのは正直教材としての意味をなしていないと言っても良いのではないかと思います。
2.書き込めない
電子書籍のメモは通常の本のように場所の制限がないので、たくさんメモすることができるため、参考書などの本で使用できればとても便利な機能ではないかと思います。
ですが、固定レイアウトの場合はメモ機能も使用することができません。
つまり書き込みができないのです。書き込めない参考書や問題集というのはあまりにも非効率的な教材ではないかと思います。
3.検索できない
分厚い本の中から自分の調べたいことを一発で検索できる非常に便利な機能です。
ブログを書く時や調べ物として本を使うときにはとても重宝している機能です。
参考書の類で検索機能が使えれば非常に便利だと思うのですが、非常に残念なことに固定レイアウトは検索機能も対応していません。
目次検索は可能ですが、単語や文章からの検索は出来ません。
本であれば分厚さで 大体の書いている場所を見つけることが出来ますが、電子書籍の場合はそうも行きません。
固定レイアウトの参考書は開きたいページを見つけるのも一苦労です。
固定レイアウトでなければむしろアリ!
ハイライトや検索機能、メモ機能を使用することができますので、うまく機能を使うことができれば紙の参考書よりもかなり優秀だと思います。
まだ僕自信が通常の電子書籍で購入した経験がないため、強く勧めることはできませんが、電子書籍の機能を考えると十分に使用できるのではないかと思います。
固定レイアウトの本の見分け方
結論
マンガなんかだとそれほど問題には思いませんが、参考書類の固定レイアウトは全く消費者目線ではないと思います。
参考書類が固定レイアウト主体で販売されている間は電子書籍で購入するのはやめておいたほうが良いでしょう。
書き込めない参考書を買うようなものですので、非常に不便を感じると思います。
現状、電子書籍で販売されている参考書などの多くが固定レイアウトですから、当分はやめておいたほうが良いのではないかと思います。
もし、通常の電子書籍として販売されているのであれば、購入を検討してみるのも良いかもしれません。うまく使用することができれば、紙の本以上に役立つ可能性を秘めていると思います。