僕は前々からFXについては余り投資として認めていませんし、おすすめしていません。自分がFXをやっておきながら人に勧めないというのは矛盾しているのですが、リスクを考えるとどうしても安易には勧められません。
今回はなぜ自分はFXをやっておきながらも他人にはお勧めできないのかを書いていきたいと思います。
Contents
かなりの確率で損をする
FXと言えば短期トレードの世界です。短期トレードになればなるほど、プロと呼ばれる人たちの市場になってしまい相場の値動きは読めません。とりあえず相場に参加してみればわかると思うのですが、思惑通りには相場は動いてくれません。
テクニカルな本がたくさん出ていおり読んで見ましたが、僕には全く解読不能でした。相当頭が良くないとできないのか、感覚が物を言うのか良くわかりませんが実践するのはかなり難しいと思います。
信用取引
FXは信用取引と呼ばれる取引方法です。直接貨幣を購入して取引をするわけではなく、証拠金を預けてとその範囲で取引を行います。
空売りやレバレッジをかけた取引が可能なのは信用取引だから可能なんですね。
信用取引の場合、赤字が大きくなると追証といって追加の入金を請求されることがあります。もし入金をしなければロスカットといって強制決済をされてしまい損失を確定されてしまうのです。
ハイレバレッジ
FXの場合は軍資金に「レバレッジ」をかけて取引をすることが可能です。10万円しか手元になくても最大250万円分の取引をすることが可能です。
10万円しか用意できない人が100万円の取引をしてしまうと判断を焦ってしまい、パニック状態で決断をしてしまいがちです。
器以上の取引ができるのはリスクがあまりにも大きいと思います。実際、僕は冷静な取引ができない事態を経験しました。今までに経験したことのない勢いでマイナスが膨らむと何もできずにただただ増え続けるマイナスを見て呆然とするしかありませんでした。
ギャンブル的依存
大きな理由としてギャンブル性の高さにあります。おそらく多くの人は一度は大負けを経験します。最初勝っていてもいずれどこかで大負けを経験すると思います。
大負けを経験すると、なんとか取り返そうと無茶な取引に走ります。
僕の場合は短期で取り返すためにスキャルピングやデイトレードを実践しましたが、結果はマイナスを増やすだけでした。
頻繁に取引をしているとポジションを常に保有しておきたいポジポジ病に陥ります。勝ちたい気持ちが強すぎて慎重さを欠いてしまい、トレード中毒に陥ってしまうのです。
これはギャンブル依存と同じような症状で、やってはいけないと思っていても我慢ができなくなってしまうんですね。
借金をしてまでFXをやってしまう人もいるくらい他のギャンブル動揺、依存度は高いと思います。
生産性がない
株や投資信託の場合は投資したお金は設備投資など利益を上げるためにお金が使われて最終的な利益から配当が受けられます。
FXをやっている多くの人はレバレッジをかけて大きなキャピタルゲインを狙います。ですが、通貨の価値の変動を狙って利益を上げるというのは損をしている人と、利益を出す人に別れるだけでなんの生産性もありません。
生産性がないものに対してお金をつぎ込んでも投資とは呼べないと思います。
僕がFXをやめない理由
マイナスなことをたくさん書いていますが、僕はFXを続けています。
デメリットが大きい反面、メリットも感じたからです。
メリットとはFXをすることで社会情勢に目がいくようになったことです。お金儲けはできませんでしたが世界のニュースが気になるようになりました。唯一のメリットですが、大きなメリットだと思います。
今は保有量や取引量は大幅に減らして心に余裕がある範囲でしか取引をしていないので、意外と利益も上がってくれています。
まとめ
FXは大半の人が最初、損をすると思います。ある程度FXの理解が深まれば大損することはなくなりますが、高い勉強代を払わされることになると思います。
ギャンブルに熱くなってしまう人は身を滅ぼしてしまうことだって十分にありえます。
実際借金をして返済できなくなるまで追い込まれる人もいるくらい熱狂してしまう、危険な投機だということを理解しておくべきだと思います。
FXというのがどういうものなのかをしっかりと学んでから取引することをお勧めします。