花粉症きついですね…。Wikipedia情報によると日本ではなんと2500万人がスギ花粉症を患っているということです。日本にいる5人に1人がスギ花粉症という異常な状況です。これだけ多くの人が花粉症になっているということは生産性にも影響を与えているはずです。
⇒『花粉症が本当に辛いとなる前に対策を』
今回はスギ花粉症患者が増えた経緯と無花粉スギについて調べてみました。
Contents
花粉症が増えた原因は?
スギ花粉症が増えた背景には戦後の建材不足を解消すべく、大規模なスギ植林を農林水産省が勧めたというものが大きく影響しているようです。花粉症はマイホーム神話が構築された裏側にある負の遺産でもあったのですね。
その他にも都市化が進んで、アスファルトが増えて花粉が吸着しにくく何度も舞うようになったことも大きな原因として上げられています。
スギが大量に植えられたことはマイホームなどの建設ラッシュなど昭和の高度経済成長を手助けした反面、僕達世代は大きなダメージを被っていると思います。。
無花粉杉の話ってどこいった?
僕はこの時期、花粉症がきつくて薬だけでは生活することができないくらいにかなり厳しい花粉症です。ほかは薬に頼るのはこの時期だけと言っても過言ではありません。
僕が学生の頃に10年後には花粉の飛ばない杉に植え替えが進むとか言ってたと思うんですが、あの話ってどうなったんだろうと思い調べてみました。
花粉症対策杉の苗が急増という嬉しいニュースを発見!
色々調べてみた結果、花粉対策杉についての花粉症患者が大喜びするニュースを発見しました。
花粉量がゼロか微量の「花粉症対策杉(対策杉)」の苗木の生産量が近年、急増していることが12日までに分かった。林野庁によると、2016年度の生産量は、前年度比25%増の533万本に達し、同年度の杉苗木に占める割合は25%に上った。苗木の元になる、枝先や種子を供給する成木が増えたことで、苗木の増産ペースが加速している。
内容は花粉量がゼロか微量の『花粉症対策杉』の苗の生産量がここ数年急増しているというものです。2016年は杉苗木全体の25%で2032年までには苗木の70%『花粉症対策杉』にしたいということのようです。 今後、徐々にですが飛びすぎていた花粉の量が減ってくると思います。
僕が無花粉杉のニュースを知ったのは2005年前後だったと思うのですが、その頃はまだ苗木の供給量が少なく、増産ペースを上げられなかったようですが、最近になって増産ペースが大幅に加速しているということのようです。
本格的に花粉症が救われるのはまだまだ先の話にはなりますが、徐々に花粉症の症状が和らぐ時代が来るのかもしれません。
反対派も多い
どうやら生態系が狂うとか環境破壊につながるという理由から反対派も多いみたいです。人間の力で作られているから問題だとされているようですが、それならば絶滅区危惧種の保護にも反対しないとおかしいですよね。自然の摂理に反して絶滅させないでおこうとしているのですから。
そもそも杉を大量に植えたのは人為的なものである以上は、むしろスギの数は減らすべきだと思います。
既得権の反対ほど無意味なものはない
製薬会社や医師会でも環境破壊を懸念して反対という意見を見かけますが、彼らはスギ花粉患者が増えると儲かる人たちなのであまり意見を言うべき立場の人ではないと思います。
ネットでマイホームの素晴らしさを語っているのが不動産屋や工務店だったら信用出来ないのと同じことだと思います。
まとめ
花粉症になった人にとっては「花粉症対策杉」が増えているのは朗報だと思います。僕は杉の木が人為的に植えられて量が多いというのであれば最低でも半分程度は「花粉症対策杉」に植え替えるほうが良いと思っています。
ですが、遺伝子組換えでできたものは危険だという反対派が多いのも事実です。ですが、ただ反対するだけでは花粉症問題は解決しません。
反対している方は現在『国民病』として深刻化しているスギ花粉対策についても一緒に考えていただきたいものです。