僕はこの先日本の不動産事情は非常に厳しくなってくると思います。
不動産価格は上がっているのですが、近い将来ガクッと落ち込む可能性も考えておいたほうがいいと思うんですよね。
最近は相続対策をうたって、個人が新築アパートなどの不動産投資を始めていますが、手を出しているのが素人が多いらしいし、そろそろ本格的にやばいんだろうなと思います。
これはあくまで素人のたわごとなので、適当に流し見していただければと思います。
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不動産価格派下落するかもしれない理由
僕が不動産価格が下落するであろうと思っている理由は3つです。
- 人口減少
- マンションの乱立
- 投資の簡素化
ではひとつずつ見ていきたいと思います。
1.人口減少
日本人の人口はこれから大きく減少します。
これは間違いなく起こりうることで、減少速度は世界でもありえないほどの速度で人口が減少していきます。
世帯数が減少するということは空き不動産が大量に出てくるということです。
つまり、不動産を利用したい、欲しいと思っている数も減少するということなので、不動産の価値は上がりにくい状態になると思います。
2.マンションの乱立
空き家率は2013年時点で13.5%となっており、最新の空き家率は15%を超えてくるだろうと言われています。
空き家問題を深刻化させているのは、人口減少だけではありません。人口が減少し、空き家率が高まっているにもかかわらず、未だに90万戸を超える住宅着工件数をキープしていることにも大きな問題があります。
しかも最近は都市部に大きなマンションを建てることが流行りのようで、僕の生活地域でもマンションが乱立しています。
都市部のマンションに人が移動ししまうと、当然郊外は空き家が更に増えて深刻な状況になっていくと思います。
最近ではようやく国も空き家問題対策に出ていますが、あれはあくまで所有者不明不動産に対する対策のみで、増え続ける空き家についてはまだ具体的な対策は見当たりません。
そろそろ住宅着工の規制とかもしていかないと本当に野村総合研究所の試算のとおりになりそうで怖いですね。
3.投資の簡素化
最近はインターネットを使ってすごく簡単に投資をすることができます。
不動産だけでなく、株や債券、仮想通貨に至るまでいろいろなものに簡単に投資をすることができます。
しかも国内にはとどまらず世界中の株などを簡単に購入できるので、不動産への注目度はこれからもどんどん下がっていくのではないかと思います。
僕も投資信託で世界中に投資しています。ネットで口座を作って、ネットで投資信託を購入するだけなので、手続きもすごく簡単です。
ですが、不動産投資よりも手軽にかつ少額で投資をすることができるので、わざわざリスクをとって不動産に投資する必要があまりないんですよね。
終わりに
上に書いた3つ以外にも、オリンピックの影響、空き家問題から派生するマンションの修繕費問題、金利上昇リスクなど不動産は結構問題が山積みです。
最近は素人の間でも不動産投資がブームになってますが、あまり安易に手を出さないほうがいいなと思います。
昔のように人口が増えるのが当たり前で、建てれば売れた時代ではなくなるんでしょうね。