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買ってはいけない投資信託の特徴

僕はおそらく投資信託を始めるまでに何冊も本を読んでからスタートさせました。それでもまったく知識は追いついていないと思います。本を読んでいて思ったのは何も知らないで投資信託に手を出すのはすごく危険だと思いました。せめて知っておかなければならない最低限度の知識をもって投資信託を選んだ方がいいと思います。

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営業マンの進める投資信託

証券マン、銀行員が第一優先していることは自分の数字です。自分の数字が最も上がる商品を率先して販売しにかかるのです。僕は目の前で投資信託を知っていれば明らかに割高な商品を販売しているのを目の当たりにしました。僕の場合、投資信託の販売をしていたのは銀行員でした。銀行員の場合は証券マンほど詳しくはないのかもしれません。どちらにせよ営業マンから勧められた商品は十分に調べてから購入するようにしましょう。
そもそも良い商品であればプッシュしなくてもお客さんは寄ってきます。営業をかけなければ売れない商品は何らかのリスクがあるから投資家が手を出さない可能性があるのです。

広告宣伝いっぱいの投資信託

広告をたくさんうっている投資信託は決して素晴らしい商品だからたくさん宣伝されているのではありません。証券会社がおいしい商品だと思った方がいいです。
『ウォール街のランダムウォーカー』で バートン・マルキーは以下のように述べています。
証券アナリストたちは投資銀行部門のためのチアリーダー役を務め、売買手数料収入につながるネット銘柄の推奨に余念がなかった。企業経営者たちは「創造的会計」操作に手を染め、利益数字を大きく水増ししていた。
つまり、決してお客の利益のために信託商品を販売しているわけではないのです。都合のよい数字を寄せ集めてとても素晴らしい実績を上げているような宣伝を平気で打ちます。
割高な信託報酬のインデックスファンドでアクティブファンドを含めた信託報酬を掲載し、まるで信託報酬が安いかのような販売をしている金融機関を見かけたことがあります。老人等を情報弱者相手にぼろい商売をしているんだと思います。

手数料の高い投資信託

プロが運用するアクティブファンドはとにかく人件費や売買手数料がかかるため信託報酬などを実質コストは非常に高くなってしまいます。 多少高くてもプロに任せた方がいいだろうと考えることも少なくありません。ランキングを見てみるとほとんどがアクティブファンドで占められています。多くの人はプロが運用してくれる方が確実に儲けることができるんじゃないかと考えるようですね。でも実際はそんなことはありません。長い目で見るとほとんどのアクティブファンドがベンチマークを下回る運用しかできないか、同程度の数字でしか運用できません。市場平均と同じであればインデックスファンドの方が手数料が安い分優秀といえると思います。もちろんすべてのアクティブファンドがだめだということはないのですが、手数料が高いだけ損をしやすいと考えていた方がよいと思います。僕はいまだにアクティブファンドには手を出していません、というよりもどれがいいのかさっぱりわからないので手を出せません。
僕はアクティブファンドに投資するくらいなら、個別に自分で株を買う方が楽しいんじゃないかと思います。

毎月分配型のあるタイプの投資信託

毎月分配型は手元に現金が振り込まれるため、安定したインカムゲインを手に入れられる気がしてしまいます。ですが決してそんなことはありません。
投資信託で確実に運用しようと思うと複利効果を狙って投資しなければなりません。しかし分配型は複利効果が発生しないため、分配なしに比べると最終的な利益はかなり少なくなってしまいます。
また、分配金は元本を削って分配していることもあるため、あまり投資としての意味はありません。
分配型は昔から日本で大人気の投資信託商品でした。今でも価格ドットコムのでは第1位が分配型のものです。未だに人気は衰えていませんが、人気ほどいいものではありません。

まとめ

今回は投資信託を購入するにあたって少しでも参考になればと思い書かせてもらいました。とにかく自分でどんな投資信託について調べられるようになってから購入することをお勧めします。
僕の知り合いは投資信託で損をしてから『投資信託=悪』という先入観を植え付けられています。ちょうど相場全体が悪くなっている時代に購入したもので特に損をしたということを感じたのかもしれません。
知り合いのように投資信託全体を悪と決めつけないよう、一度投資信託の本を手にしてみることをお勧めします。
最後に山崎元さんの面白かった記事を載せておきます。