ドラゴンクエストシリーズとファイナルファンタジーシリーズのランキングなどを作っているとふと『どちらのほうがたくさん売れているのか』疑問に思うことがありました。
今回はドラクエとFFの販売本数等を比較して見ました。
今回も派生作品やリメイク版などについては除外して調べています。
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シリーズ作品数
まず作品数については『ファイナルファンタジー15本』『ドラゴンクエスト11本』とファイナルファンタジーの方がたくさんソフトを販売しています。
スーパーファミコン時代までは販売周期に大きな差はありませんでした。ほとんど交互に販売されていました。
販売がPlayStationになるとドラゴンクエストは販売速度が一気に遅くなりました。
『ドラゴンクエストⅥ』から『ドラゴンクエストⅦ』を発売するまでの4年半ほどの間にファイナルファンタジーは『ファイナルファンタジーⅦ』から『ファイナルファンタジーⅨ』の3本を次々に販売しており、少し遅れはしたものの、1年に1本のペースを崩しませんでした。
最近はファイナルファンタジーも販売ペースが随分と落ちましたが、それでもドラゴンクエストと比較すると販売間隔は短いです。
販売本数トップ10
販売本数の結果は『ドラゴンクエスト8本』、『ファイナルファンタジー2本』とドラゴンクエストが圧勝でした。
順位は以下のとおり、ドラゴンクエストは時代に関わらず販売本数を伸ばしていることがわかります。
ファイナルファンタジーは『ファイナルファンタジーⅦ』『ファイナルファンタジーⅧ』と続けて大ヒットを飛ばしています。どちらもPlayStationでの販売作品です。ドラゴンクエストが販売できていない時期に成果を出しているようです。
ランキングに入っていませんが、個人的には『ファイナルファンタジーⅩ』がとても好きでしたが、ランキングは12位とドラゴンクエストシリーズには及びませんでした。
一方でドラゴンクエストはトップ10から漏れた作品はオンラインゲームの『ドラゴンクエストⅩ』と1作目の『ドラゴンクエスト』と2作目『ドラゴンクエストⅡ』の3本だけです。
ドラゴンクエストは全てハズレがなく、どんな作品でも売れているという状況です。
総販売本数
総販売本数はシリーズが多いファイナルファンタジーが有利だろうと思っていたのですが、ここでもドラゴンクエストに軍配が上がりました。
総販売数は以下のとおりです。
- ドラゴンクエストシリーズ…3305万本
- ファイナルファンタジーシリーズ…2849万本
平均するとドラクエシリーズは1作品につき300万本も売り上げています。出る作品が常に安定した面白さであるためにファンはついつい買ってしまうのでしょう。
一方でファイナルファンタジーは1作品平均190万本となっています。決して悪い数字ではないのですが、ドラクエシリーズと比較してしまうと見劣りしてしまいます。
ファイナルファンタジーは特にここ数作品苦戦しているようで、最も最近の作品『ファイナルファンタジーⅩⅤ』では103万本とギリギリのミリオンヒットを記録している状況です。
国外の販売台数を比較すると結果は変わる
今回は国内だけで比較してみましたが、海外での販売台数を含めると結果は大きく異なるのではないかと思います。
ファイナルファンタジーは海外でも人気シリーズとなっていますが、ドラゴンクエストは海外では苦戦を強いられている状況です。
言い方は悪いですが、日本人にだけ受け入れられているのがドラゴンクエストなんですよね。
まとめ
国内の販売台数などを調べるとドラゴンクエストの圧勝という結果になりました。接戦になると思っていたのでランキングや総販売台数を作っていて意外な結果に驚きました。
国内ではドラクエに軍配が上がりましたがファイナルファンタジーは海外でも高い人気を誇っているため、一概にドラクエシリーズの方が優秀ともいえないと思います。
個人的には安定的に面白い作品を提供してくれるのがドラゴンクエストで、積極的に面白いものを追求して何本かに1本はめちゃくちゃ面白い作品を提供してくれるのがファイナルファンタジーだと思っています。同じ会社とはなりましたが、今後もお互いライバルとして面白い作品を競い合って面白い作品を輩出してほしいと思います。