前回は『投資初心者がインデックスファンドを始めて感じたデメリット〜無理せずできる投資〜』という記事でインデックスファンドのメリットについて書きました。
今回は反対にインデックスファンドのデメリットについて書いてみたいと思います。
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退屈
インデックスファンドへの積み立てはほとんど頭を使いません。とにかく退屈です。
一度投資先を決めてしまえばあとはただただじーっと待つだけです。あまり上がった下がったと一喜一憂することがないので、ギャンブル的なヒリヒリ感が好きな方には面白くない投資だと思います。
半年に一度、年に一度くらいは信託報酬や運用状況をチェックして手直しすることはあります。が、それ以外はただひたすらじーっとしておくのです。
インデックスファンドはあまりにもすることがないので、他の投資に手を出したくなってしまうかもしれません。アクティブファンドの魅力的なリターンや個別株、FXなどのハイリターンに心を奪われそうになることもあると思います。
昔、ハイリターンを狙ってFXで大損したことがあります。あの時失敗したおかげで、あまり目移りすることはなくなりました。
先がある程度予想できてしまう
インデックスファンドのもう一つの弱点は、大体どれだけの利益が出るのかが予想できてしまうということです。市場平均がベースとなるので、大勝ちする可能性は非常に低いのです。
平均するとおよそ4~6%の利回りを上げることができると言われています。
100万円投資すれば年間4万~6万円の利益を生むことができる計算なので、銀行の金利を考えれば立派な数字です。
複利効果が期待できますので、長期間投資をすればするほど掛け算でお金は増えていきます。
ですが、周りを見渡せば「一年で倍になった」など先は見えないけど美味しい話を山のように耳にすると思います。
個別の株式への投資や、アクティブファンドであれば市場平均を大幅に超えて利益を上げられる可能性もあるわけです。可能性としてはあまり高くはないですが、一攫千金を狙えるのは魅力的だと思います。
もしアップルの株をiPhone発売当時に購入していれば、10倍以上になっていました。
あくまでも長期的な未来の投資
インデックスファンドはアクティブファンドのように急激な成長はあまり見込めません。一つの分野が急成長しても平均株価に大きな影響を与えないように、それほど大きな変動は見込めないのです。
インデックスファンドの特徴は中長期的な投資が主流ということです。なので、来月お金が増えているか減っているかはその時になってみないとわかりません。ただ、保有期間が長ければ長いほど安定して資産は増えて行きます。
『失われた20年』を経験して長期的に株価の上がらない日本株の株式市場もありますが、これはかなり例外的な状況です。世界は確実に経済成長しています。
散々不景気だと言われギリシャ問題やブレグジットで大きな問題となっているヨーロッパ諸国ですら株価は上昇傾向にあります。
終わりに
インデックスファンドはとにかくコツコツと時間をかけて積み上げる地味な世界だと思いました。ですが、続けていれば着実に数字は上がると信じています。
デメリットである、退屈に打ち勝って、じっくりと長い間持ち続けられるかが、インデックスファンドでの成功の鍵だと思います。