資産運用を始める時ってみんなそれぞれきっかけがあると思います。村上ファンドの村上世彰さんの場合は父親の影響で子供の頃から株を売買をしていたらしいです。
僕の場合は親はサラリーマンで親とはお金のことをほとんど話をしたことがありません。むしろお金のことは話をしてくれませんでした。今でも親とはほとんどお金の話をしません。
僕の環境下ではお金について学ぶ場というのは一度もなかったのです。
今回は、そんな資産運用のしの字も知らないくらいだった僕が資産運用を始めるまでに至った経緯を書いてみたいと思います。
Contents
FXで失敗
資産運用を考えただしたのは、社会人になってからのことです。
それまでは『お金を稼ぐ=働く』っていうのが当たり前だと思っていました。
ある時、友人にFXの存在を教えてもらい、10万円を元手にトレードをはじめました。
少ない元手でたくさんの通貨の取引ができるということで、意気込んでトレードに参加しましたが、結果は散々たるものでした。
スワップ狙い、スキャルピング、デイトレードなど様々な手法を試して見ましたが、結局いつも含み損を抱えているような状態で全くうまく生きませんでした。
最終的には黒田バズーカに巻き込まれ、10万円の損失を出しました。あの時は本当に手が震えましたよ。
このままではいけないと思い、資産運用の勉強を本格的に始めることになったのです。
投資信託を買い始めた理由は2冊の本
資産運用の勉強と言ってもなにから勉強すればいいのかさっぱりわかりませんでした。
まずは株の勉強だと思い、みんなどのような本を読んでいるのかネットサーフィンする日々でした。
最初はテクニカル的な本ばかりに目がいったのですが、よくよく調べてみると、きちんと運用されているであろう方達が共通の本を読んでいることに気が付きました。
それが『ウォール街のランダム・ウォーカー』と『敗者のゲーム』という本でした。
合計で4000円以上もするので、躊躇しましたが、この先長い人生への勉強代だと思えば安いものだと2冊とも購入して読んでみたのですが、本当に目からウロコでした。
めちゃくちゃ簡単に説明すると『個人投資家は分散投資が可能なインデックスファンドを買ってあとはじっくりと待とう』というものです。
いろんなデータなどを元にひとつずつ丁寧に紹介しており、非常に説得力のある本でした。
それまで投資について勉強をしたことがなかった僕にとって、この2冊の本は新しい投資の道を教えてくれたものでした。
資産運用の知識が全く無い初心者にとってはかなり難しい本でしたが、時間をかけてでも読み切る価値は十分にあったと思っています。
今ではあの頃出し渋らず購入しておいてよかったと思っています。
妻を説得
その後何冊も本を読んでだいぶと資産運用のことが理解できるようになったところで、妻と今後のお金について話し合いをしました。
夫婦のお金なので一人で勝手にすべてを決めてしまうわけには行かないと思ったので、なるべく丁寧に説明をしました。
結果妻もなんとなく資産運用についての概要を理解してくれて、徐々に預貯金を資産運用に回していくことを承諾してくれました。
その時役に立ったのが『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』という山崎元さんの本です。
めちゃくちゃ読みやすいので、お金の勉強をしたことがないという方はぜひ一読してみてください。
現在の資産運用
僕は今インデックスファンドのみを購入しています。おそらくしばらくインデックスファンドのみでポートフォリオを構成すると思います。
上記2冊の運用方法を基軸として投資信託を買っています。
今はじっくりとできる限りの種まきをしていくことが大事だと思っています。
まとめ
数年前の僕はお金のことには本当になにも知りませんでした。投資信託がどういうものかもわかっていなかったし、株は技術で勝つものだとばかり思っていました。
資産運用なんて考えているようでちっとも考えずに大人になってしまったのです。
ですが、いろんな本を読んでいくうちに今の自分がどのような投資をしていくべきなのかが少しずつ見えるようになりました。
今の運用方法がベストであるとは言い切れませんが、ベターな道をすすめていると思います。
もちろんまだまだ未熟なので大きな値動きは多少は気になりますが、勉強した結果たどり着いた運用方法なので自分を信じて資産運用していこうと思っています。