僕はクレジットカードの支払いは基本的に一括払いです。昔は無利子の分割払いを使用していたこともあるのですが、今では一括でしか使用しなくなりました。
最近はクレジット会社からリボ払いをお勧めするダイレクトメールがちょこちょこと届くようになり、リボ払いを使っているという人も少なくなくなりました。
リボ払いは一度も使ったことがありません。なぜ僕が利用しないのかというとめちゃくちゃ損する支払い方法だからです。
ではなぜ僕達が損をする支払い方法を猛プッシュするかというと、クレジットカード会社にとっては利回りも良く、消費者を錯覚させやすい支払い方法だからです。
リボ払いは消費者を地獄に叩き落す可能性のある非常に危険な支払い方法なのです。
今回はそんなリボ払いについて考えていきたいと思います。
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リボ払いは分割払いに比べても更にやばい支払い方法
つまり、僕は万人におすすめできない方法がリボ払いだと思っているのです。
分割払いの場合は支払い回数で金額が決まります。
10万円のパソコンを10回払いで購入すると「1万円+利息」か支払金額となります。さらに5万円のテレビを10回払いで購入した場合、「5000円+利息」が追加されることになり、「15000円+利息」を支払うことになります。
つまり買えば買うほど月々の負担は増えていくため、たくさん買いすぎることを抑制する力が多少なりとも残っているのです。
先程の事例で言うと10万円のパソコンと合わせて5万円のテレビを購入したとしても毎月の支払額を1万円としていれば、1万円の支払いで済んでしまうか、数百円程度の手数料が増えるだけなので消費者にとって負担を感じにくくなっているのです。
分割の場合は「1万円+利息」から「15000円+利息」へと負担額が増えるのに対してリボ払いは「全く増えない」か「数百円程度の手数料」が上乗せされるだけなのです。
つまり、たくさん買い物しても負担を感じないため、購買意欲への抑制が効かず好きなものを好きなだけ購入してしまう傾向にあるのです。
負担を感じなければ問題はないのか
負担を感じずに済むのであれば、多少利息を払ってもリボ払いのほうが良いんじゃないかと思う方もいるかもしれません。
ですが、よく考えてみてほしいのですが、現在の自分にとって負担が少ないということは未来の自分にとって負担が大きいということなのです。しかもその負担は自分が支払うはずだった代金だけが増えるわけではないのです。
リボ払いの発祥は消費大国アメリカ
金利は日本よりも高いのですが、なんでもクレジットカードで支払うためおそらくみんないくら金利を支払っていて元本がどれだけ減っているかなんてほとんど気にしていないのでしょう。しかも平均で一人当たり9枚もクレジットカードを持っており、限度額に達すれば次のカードを使うという後先を考えない使い方をしているようです。
アメリカでの破産者は2010年の統計だと154万件となっています。日本は2016年時点で6万4000件です。人口の比率を考えてもあまりにも多すぎる数字です。
支払から抜け出せなくなる
まとめ
リボ払いは支払金額が一定である分、毎月の支払は分割払いよりも楽であることは間違いありません。ですが、その分たくさんの金利を払い、元本はなかなか減らないのです。
すでにリボ払いをやってしまったと言うのであれば今すぐにでも一括で返済したほうがいいと思います。