銀行は今苦境に立たされています。人員削減を宣言するくらい、今後の見通しの悪い業界です。未だに新卒には人気の高い業界であるのは、親の影響からでしょうが、今後はおそらく徐々に就職ランキングでも人気を落としていくのではないかと思います。
先行きが不透明というのはどこの業界も同じですが、銀行は不透明ではなく、厳しくなると想定されています。そんな今後の見通しが非常に悪い銀行ですが、なんとか生き残るために今必死にもがいています。
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銀行の今後の対策
低金利の影響で本業の貸金業ではどんどん経営が苦しくなっているので、銀行の大小にかかわらず投資信託や確定拠出年金といった投資案件を一生懸命に販売しています。
「預金ではお金は増えないので、投資信託を買いませんか?」と営業に来るのです。
高利回りの案件を持ってきて、「ここ数年で2倍になっています。」と売り込んでくるのですが、こういった銀行員の勧める投資信託は非常に注意が必要です。
銀行が販売する投資信託は銀行が生き残るためのもの
僕自身投資信託を積立てで購入していますが、絶対に銀行からは購入することはありません。なぜなら銀行員の紹介する投資信託は銀行が儲かるための投資信託だからです。
僕が知る限り、銀行員の紹介してくるものは「購入手数料、信託報酬が2%前後」「分配金あり」のリスクの高いアクティブファンドと呼ばれるものを積極的に販売しています。
投資信託を買ったことがないと手数料や信託報酬が2%というのが高いと感じないかもしれませんが、すごく高いと思います。
僕は販売手数料がかかる時点で手を出しませんし、信託報酬は0.4%以下のものしか購入していません。分配金ありという商品も買いません。
販売手数料が高ければ販売した銀行に入る手数料もたくさん入ってくるので、手数料の安い堅実なインデックス投資ではなく、手数料のバカ高いアクティブ投資を勧めてくるのです。
投資信託はインデックス投資で良いと思う
インデックス投資をしたいのであれば、小額の資金で幅広く投資ができる投資信託は非常に有効な資産運用方法だと思います。ですが、アクティブ運用に関しては投資信託を購入する必要がないと思っています。
アクティブ投資はプロの投資家に運用を任せるという手段になるのですが、運用成績の殆どがインデックス投資にはかなわないというのが現実のところです。
わざわざ高い手数料を払っても、運用を失敗されてしまう可能性があるのならば、自分の好きな銘柄の株に投資をするほうが良いんじゃないかと思います。
投資をするならば勉強を!
投資は販売員の言いなりになるのではなく、しっかりと勉強して行うべきだと思います。
今後アクティブ投信の営業が活発化する可能性は非常に高いですが、決して銀行員に任せきりにするのではなく、しっかりと自分自身で勉強をしてから投資を始めるべきだと思います。
まとめ
銀行の営業や広告で紹介される投資信託は一目見ると非常に魅力的に見えますが、たくさんの広告費、人件費をかけて販売しているため、非常に高い手数料でリスクの高い商品となっています。
今後は銀行は銀行が生き残るためにも、こういったリスクの高い商品を積極的に勧めてくる可能性が高いので、高齢者など、被害者が出ないよう注意が必要になってくるとおもいます。
最近銀行の投資信託の営業が徐々に盛んになっていることに危機感を感じたので、記事を書いてみました。