今年、何とか司法書士試験に合格することができました。仕事をしながら子育てをしながらとなると合格のハードルも上がります。働きながら合格するとか無理ゲーと決めつけている方も少なくないと思います。
私も実際働きながら勉強をしていましたが、正直言ってめちゃくちゃ過酷でした。しかもブログの更新なんかもやっていたし、無駄にブログの更新も頑張っていたのですごく大変でした。
今回は働きながら司法書士試験に合格できた勉強体験記を書いてみたいと思います。
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社会人受験生は時間がない
まず大前提に社会人受験生は時間がありません。勉強時間は確保できても、平日だと3時間~4時間程度ではないかと思います。
一方で専業受験生は1日に10時間以上勉強をしているという人も珍しくありません。
1日に勉強できる時間が専業受験生の平日は3分の1程度、多く見積もっても半分程度であるということを考えておく必要があります。
つまり、働きながら勉強をするというのは時間的には圧倒的に不利であるということです。
時間で勝負できない分、社会人受験生は効率を重視して勉強しなければならないのです。
通勤前にも勉強時間を確保する
私の場合は朝少し早めに起きて勉強するようにしていました。時間は30分~1時間程度でしたが、朝の勉強時間はすごく大事な時間でした。
朝ではなく、仕事が終わった夜に勉強すれば良いじゃないかと思うかもしれません。
ですが、朝勉強するのと夜勉強するのでは、捗り方が全く異なるんです。
同じ30分であっても朝勉強をする方がとても捗るんです。
夜に30分夜更かしをしても、すでに体も頭も1日の疲れが蓄積して、集中力が続かないのです。
実験的に朝の30分と夜の30分を何日間か比較した事があるのですが、夜の勉強は朝の勉強の60%程度しかできていませんでした。
個人差はあるでしょうが、朝の時間帯の方が集中できると言う人は多いようです。
科学的にも朝勉の方が夜更かしをして勉強するよりも良いといされているようです。
単発的に朝勉強をしても実感はできないと思うので、1ヶ月は継続してやってみて欲しいと思います。
移動時間などの細切れな時間も大事な勉強時間
勤めていると、通勤が必要だと思いますが、この通勤時間も大事な勉強時間でした。
通勤時間は毎朝決まった時間電車に乗るわけですから、決まった分量の勉強をする事ができます。
通勤時間は数十分程度でしたが、この数十分に効率よく勉強する積み重ねが合格にはとても大事だったと今では思います。
そのほかにも仕事の電車での移動時間も全て貴重な勉強時間だと思っていました。
日によってまちまちですが、比較的移動する事が多かったこともあって日に1時間程度は電車に乗っている事がありました。
多い時は2時間以上勉強時間を確保できるので、捗る時はすごく捗るんですよね。
振り返ると電車の移動は限られた時間の中で勉強していたため、最も集中力が高かったような気がします。
睡眠時間は確保する
働きながらの勉強だと時間がないので、どうしても夜に無理をしてしまいがちだと思います。
睡眠時間を削ってでも勉強時間を作ろうとしてしまいがちですが、夜無理をするのはお勧めではありません。
理由は先ほども書きましたが、夜更かししても勉強効率は落ちる一方だからです。
さらに継続して無理をしていると日中の作業効率も大幅に落ちてしまい、勉強効率自体もどんどん落ちてしまうからです。
作業効率が落ちてしまうことで仕事も遅くなり、勉強時間がなくなってしまうという完全な悪循環に陥ってしまいます。
夜は「〇〇まで終わらせる」と決めがちですが、「〇時まで勉強する」と時間で区切る方がいいと思います。
司法書士試験はいくら頭がいい人であっても一夜漬けの勉強でどうにかなる試験ではありません。睡眠時間は長期的に見るとすごく大きな影響を与えるので、できる限り安定してとることが大事だと思います。
終わりに
社会人受験生は専業受験生と比べても圧倒的に時間がありません。効率の良い勉強をしない限り、専業受験生と同じ土俵で戦うことはできないと思います。
効率を意識して、細切れの時間も大事に勉強していた事が合格につながったのだと思っています。
リズムができてくると、頭に入らなくなる時間がわかってくると思うので、そのタイミングで勉強を切り上げて、さっさと寝てしまうというのが合格への近道だと思います。