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子供のためのNISA、ジュニアNISAについて調べてみた。

NISAは2018年から『つみたてNISA』という新しい口座がスタートしました。

実はもう一つまったく異なるNISAが存在します。それは『ジュニアNISA』と呼ばれる未成年名義でしか作ることができない子供用のNISAです。

通常のNISAの場合、20歳以上しか口座の開設ができないのですが、『ジュニアNISA』であれば0歳~19歳までの口座を開設することができるのです。僕も子供の将来のために口座を開設しました。

子供のいる家族だと子供の分の学資用に積立ているという人も少ないでしょう。

我が家も子供の学費などを積み立ていこうと思っています。ですが銀行に貯金をしてもお金は増えないし、全く非効率だと思っています。

『ジュニアNISA』は貯金じゃ不安という方にとってはとてもありがたいNISA講座となっています。

今回はいくつか注意点なども含めて『ジュニアNISA』について確認をしていきたいと思います。

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ジュニアNISAとは

ジュニアNISAとは名前の通り、子供のためのNISAです。対象者は0歳~19歳の未成年者です。管理者は本人の両親が原則のようですが、金融庁のサイトを見る限り2親等内の親族、つまりおじいちゃんおばあちゃんも管理者となることが認められています
子供の教育資金のために運用する人も少なくないのではないかと思います。

通常のNISAと異なる点

通常のNISAとはいくつか異なる点があるので注意が必要です。通常のNISAでは20歳以上でなければ解説することはできません。ジュニアNISAでは0歳~19歳までが対象で20歳になると自動的にNISA口座に切り替わる仕組みとなっています。

 

非課税の投資金額は通常のNISAでは120万円ですが、ジュニアNISAでは80万円と若干少額です。非課税期間は5年というのは変わりません。ロールオーバーもすることは可能です。

注意を払わなければならない点

ジュニアNISAには注意を払わなければならない点が一つあります。それは18歳まで払い出しができないことです。万が一払い出しをしてしまうと、口座は廃止され、払い戻した金額の売買益や分配金には課税されることとなります。もし0歳の子の口座を作ろうと思うと非課税期間が5年に対して払い戻しが18歳までできないというちょっと得なのかそんなのかよくわからない制度となっています。

災害などのやむを得ない事態には非課税で払い出しをすることができますが、口座は廃止されていまいます。

 

子供が小さい間に口座を作った場合はオーバーロールをすることを前提に少額で投資をする方がいいのかもしれません。

 

また、ジュニアNISAは口座開設金融機関の変更もすることができません。一度廃止し、再度別金融機関で口座を作り直すことは可能です。
つみたてNISANISAジュニアNISA
対象者日本在住20歳以上0歳~19歳まで
非課税投資額40万円120万円80万円
期間最長20年間最長5年間最長5年間
口座開設期間2037年まで2023年まで2023年まで
対象商品要件を備えた投資信託上場株式、ETF、投資信託上場株式、ETF、投資信託
ロールオーバー不可
払い出し制限無し18歳まで原則払い出し不可

現在の口座開設状況

日本証券業協会が発表したデータによると平成29年9月の段階で通常のNISAの口座開設数は5,405,908口座とかなり普及が進んでいる印象です。稼働率も感情設定口座数比で60%を超えており、一定数利用価値があると判断しているのがよくわかります。

一方でジュニアNISAは平成29年9月時点で109,418口座となっています。稼働率も50,687件と50%を切ってしまっています。通常のNISAと比べるとわずか50分の1程度の口座開設数です。

まだまだ浸透していないだけでなく、口座を開設するに至っても使用するまでには至っていない状況のようですね。

 

稼働率が低い理由としては始まって一年ちょっとしか経っておらずNISAに比べて歴史が浅いことと、子供のお金を運用することへのリスクを恐れているのではないかと思います。

僕も『ジュニアNISA』を稼働させていますが、使途が明確なお金の運用ということもあってプレッシャーが通常の資産運用とは比べ物になりません。

自分のお金の運用よりもかなり慎重になっています。さらに18歳までに払い出しができないというのも4歳の娘のための投資としては先が長すぎるような気がします。

まとめ

ジュニアNISAはまだまだ口座の開設すらほとんどされていない状況です。
子供のこととなると親としてはかなり慎重になってしまうのはとてもわかります。僕も自分の将来のお金の運用よりもかなりとても慎重になってしまい、かなり弱気な投資を選択しています。

ですが、銀行への預入やタンス預金が有意義でないと感じるのであれば、ジュニアNISAを一つの選択肢として考えてみるのもいいかもしれません。

保険会社が学資保険に一切力を入れていない今、自分たちで子供のために運用しなければならない時代となっているのではないでしょうか。