お金

単利と複利の違いと比較

利息って大きく分けて単利と複利という2種類に別れます。言葉だけではそれほどピンとこないかもしれませんが、この2つは長い年月をかけていくと大きな差となっていきます。今回はどれほど大きな差であるのかをみていこうと思います。

Contents

単利とは

単利とは元本にのみ利子がつき続ける計算方法を言います。
例えば100万円に単利で6%の利子がつき続けた場合、1年目106万円、2年目112万円、3年目118万円と6万円ずつの利子がつき続けるのです。
国債や不動産投資などは利子や収益が手元に入るため、原則的には単利投資となります。

複利とは

一方で複利とは元本と利息に対して更に利息がたされていく計算方法を言います。
100万円に複利で6%の利子がつき続けた場合、1年目106万円、2年目112万3600円、3年目119万1016円と単利に比べてたくさんの利子がついていくのです。
複利効果を知ったアインシュタインは『人類最大の発明』と絶賛したほどです。
複利効果が狙えるも物としては分配金がないタイプの投資信託や銀行への通常の預金などは複利効果が期待できます。と言っても預金の利息は0.001%程度なので、100万円預けたところで10円しか利子が付きません。複利効果があるといっても実感できるほど利息がついていないですね。
投資信託の場合は分配金のないタイプに投資をすれば自動的に配当などは再投資されるため複利効果はき第できるのですが、同時に信託報酬等の実質コストにも複利効果が働くことには注意が必要だと思います。複利効果は利息が高ければ高いほどに効果を発揮することを考えれば、信託報酬等が高い投資信託には注意が必要だということも理解してもらえると思います。

単利と複利の差

では実際に年利6%で30年間でどれほどの差が付いてくるのかを確認したいと思います。
最初の数年はそれほど大きな差を感じることはできないでしょうが、長期的に見るとグラフをみてもわかるとおり、複利を発生させるのと単利でいくのでは随分と大きな差になります。
年間利回り6%と高利回りで考えた都合のいい場合なんですが、単利と複利では300万円近くもの差がありますね。

まとめ

お金を増やすには複利効果の狙えるものに優先的に投資をするほうが良いでしょう。複利を狙うには利子も更に再投資するため直近の旨味を感じることはできないのですが、時間をかければかけるだけお金の増え方に差が出てきます。
僕も今は出来る限りお金を投資に回して複利効果をしっかりと狙える投資を心がけたいと思っています。
複利効果を高めるために利回りを高い位置でキープできるように投資したいものです。
ちなみに分配金のあるタイプの投資信託は複利効果が発生したとしても、再投資するよりもかなり効果は限られてしまいますので僕は一番に除外しています。